「日本一清潔な竹炭」のできるまで(10)
こちらは寸胴鍋を使って薪ストーブで焼いた竹炭の写真です。羽釜より製炭量が多く,質も良いように思います。少ない竹材で焼くより多い竹材で焼いた方がいいのかもしれません。
問題は,写真でも分かるように,寸胴鍋の内側にタール状のものが付着することです。おそらく,製炭時に発生する煙が寸胴鍋の内側に接した時,煙が液体になるために付着するのだと思います。寸胴鍋の半分くらいは薪ストーブの外に出ているため,その部分の温度が少し低くなるために液化するのだろうということです。これを避けるためには寸胴鍋の全体を薪ストーブの中に入れ込めばいいのですが,使っている薪ストーブはそんなに大きくないので,それはできません。一方,別に手造りした炭窯を使うとそれができます。製炭空間の中に寸胴鍋をスッポリ入れ込んでしまうのです。そうすると,このタール状のものは付着しませんし,竹炭自体もきれいなものになります。
最終更新日:2017-11-30 21:14:36
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