3Dplaneのノウハウ
「ゴルフの幾何学」8.パットの幾何学 ②頭を動かすな
よくパットでは、頭を動かすなと言われます。実際、タイガー・ウッズのパッティングを見ると頭が全く動いていません。しかし、日本の女子プロでは、頭が動くプレーヤーを見かけます。その動き方は、インパクトからフォロースルーで頭が、右に動くのが殆どです。それは、身体の重心を動かさないようにしているからなのです。腕の重さは、体重70キロの場合の平均で片腕4.55キロもあります。ゴルファーですから、多少とも腕が逞しいのとパターの重さも考えると両腕+パターで約10キロあると考えられます。この10キロが左右に動くのですから重心も動くことになります。体重70キロで10キロのものが左右に動くと、その動いた距離の約7分の1の距離だけ重心が動くことになります。例えば、左右に両腕+パターの重心が、10cm動くと身体の重心は、1.4cm動くことになります。身体の重心を動かさないようにするには、身体を左右に1.4cmm腕と逆方向に動かさないと、実現出来ません。両腕が動いているのに頑張って重心を動かさないようにするから頭が動くのです。 頭を動かさないようにするには、身体の重心を左右に動かさないと出来ないのです。 自分の感覚としては、テークバックで身体が右に動き、フォワードスイングでは、左に動く感じになります。鏡を見ながら、または、日向に出て自分の影を見ながらパターで素振りしてみて、頭が動かないように練習することがタイガー・ウッズのようなパットをするための第1歩になります。
最終更新日:2021-04-20 08:35:19