3Dplaneのノウハウ
「ゴルフの幾何学」1.CPシフト ~その2
ここで、注意すべきことは、ダウンブローに打つ場合、インパクト直前にクラブヘッドがターゲットラインの外側になることはなく、インパクト時点のクラブヘッドが最も外側になると言うことです。これは、スイングダイレクションを左に向けた状態でクラブヘッドが最も体から遠い時点がインパクトになるからです。(図3参照)同様にアッパーブローの場合、インパクト直後にクラブヘッドがターゲットラインの外側になることはありません。(図4参照) ここで、どうしてCPシフトが生じるのか説明すると、円運動の最下点でボールを打っていないからです。円運動の最下点で打った場合、つまりアタックアングルがゼロの場合は、CPシフトは起りません。フラフープを斜めにして、最下点の前、つまり右打ちだと最下点の右側では、円の接線が右に向いていることがわかるでしょう。最下点の後ろ、左側では、円の接線が左に向いています。この向きは、円の直径によって変わるのではないかと思うかも知れませんが、ボールに当たる瞬間の垂直方向の角度(つまりアタックアングル)が同じなら、円の直径に関係なく、接線の方向は、同じです。スイング中クラブヘッドは、完全な円運動ではなく、楕円運動となるのですが、それでもインパクト時のアタックアングルとスイングプレーンが決まれば、クラブパスのずれ量は決まるのです。
最終更新日:2022-02-08 07:34:35