剪定屋空 のブログ
森林浴はなぜ世界に広まったのか—1982年、林野庁が名づけた言葉が世界各国に届くまで
1982年、日本の林野庁は森林浴という言葉をつくりました。森の中に入り、木々の空気を浴びるように体を回復させる。当初は日本人を森に誘うためのキャンペーン用語でした。それが40年後の今、この言葉は形を変えながら世界各地に広まっています。 1982年、林野庁が国民に森を歩くことを勧める取り組みを始めました。このとき使われた言葉が森林浴です。英語ではシンリン・ヨク(shinrin-yoku)として、そのまま輸出されました。当時はまだ科学的なデータは乏しく、森を歩くと気持ちがよいという経験則に基づくものでした。その後、医学と生理学の研究が追いつき、森の空気が体に実際に働きかけているメカニズムが解明されていきます。 1990年代から2000年代にかけて、千葉大学の宮崎良文らが森林浴の生理効果を定量化する研究を始めました。唾液中のコルチゾール(ストレスホルモン)の低下、収縮期血圧の低下、心拍数の変化——これらを客観的に測定することで、森の効果を科学の言葉で伝えられるようになりました。 日本医科大学の李卿(りせい)は免疫細胞(NK細胞)に注目しました。森林浴後にNK細胞の活性と数が有意に増加し、その効果が30日間程度持続することを確認しました。NK細胞はがん細胞やウイルス感染細胞を攻撃する免疫の重要な担い手です。研究結果は国際学術誌に掲載され、世界から注目されました。 【現場からのポイント】 ・木は揮発性の有機化合物を空気中に放出しています。ヒノキ、スギ、マツに特に多く含まれるこの成分はフィトンチッドと呼ばれます。もともとは病原菌から身を守るために木が ・森の中では視覚情報も変わります。都市の直線的で人工的な環境と異なり、森の曲線、揺れ、不規則なパターンは脳の緊張を和らげます。ドイツのマックス・プランク研究所の研 ・李卿らの研究を機に、森林浴は単なるキャンペーン用語から科学的根拠のある健康法として国際的に注目されるようになりました。韓国では森林治療士の国家資格が設けられまし 続きはこちら https://www.senteiyasora.com/post/%E6%A3%AE%E6%9E%97%E6%B5%B4%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E5%BA%83%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-1982%E5%B9%B4%E3%80%81%E6%9E%97%E9%87%8E%E5%BA%81%E3%81%8C%E5%90%8D%E3%81%A5%E3%81%91%E3%81%9F%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%90%84%E5%9B%BD%E3%81%AB%E5%B1%8A%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%81%A7 今日も三重県のお庭に剪定屋空 https://www.senteiyasora.com
最終更新日:2026-06-15 13:44:49






