松濤bizパートナーズ合同会社の創業ストーリー
創業の動機
テーマ:起業したきっかけ
私達の国がおおむねゼロ成長になって久しく、今日では失われた30年が視野に入ります。この間の世界経済はおおむね5%程度の成長に対し、私達の経済は相対的に衰退の過程にあります。長らくホワイトカラーの低生産性が衰退の原因として指摘され続けてきましたが、全体感として改善されることなく今日に至るばかりか、国家間、企業間、世代間の格差は一層拡大し、社会の閉塞感は増しつつあるように感じられます。 私達の会社は、サービサー業界(バブル崩壊後、法務省許認可で作られた不良債権処理の国策事業)での実務経験が豊富なメンバーを中心に構成されています。私達はその業務を通じ、経営危機に陥っている数多くの中小企業に接してきまた。 中小企業が経営危機に至る直接のトリガーは、過剰借入と売上不振の組み合わせです。しかし今日の本質的な背景は「環境変化に対応できない経営を続けてきたことによる低生産性」にあります。追加融資や各種補助金などの資金調達は無駄ではありませんが、従来のレール上の歩みを継続して事業再生できるケースは、極めて限定的なのが現実です。 ITリテラシーや会計マインドの不足、評価制度を背景とする見せかけの勤勉、蔓延する無意味な仕事、教育投資の不足、不合理な意思決定等々、不幸な企業を作っている本質的な背景は様々です。個社ごとの背景を分析した上、個別の戦術論の前に、全体を俯瞰する企業戦略の構築が必要です。単純に資金供給や投資促進で解決する問題ならば、失われた30年にはなりません。 私達は、提供するサービスを通じ、企業に内在する様々なボトルネックを解きほぐし生産性を向上する、結果として皆を幸せにしたいと考えています。
最終更新日:2022-10-23 16:35:35