行政書士之一事務所の創業ストーリー
ライフアドバイザーを目指したきっかけについて
テーマ:起業したきっかけ
それは深夜のことでした。 「うちの会社が倒産しました・・・。」 工務店担当者からの電話。自分の頭の中は本当に真っ白になり、 どのように行動してよいか検討もつきませんでした。 人生で一番高い買い物と言われている「家」で・・・。 当時マーケティングリサーチの会社に勤めていた私は、 仕事が非常に忙しく他のことをかまけていたため 法律、お金、不動産の知識の欠片も持ち合わせていませんでした。 子どもが増える予定があり、 当時の家が手狭になったため「家を建てるか」という気持ちでした。 工務店を決め、間取り・内装などの検討はすべて妻に任せ、 契約書内容のすべてに目を通さず 言われるがまま判子を押すようなヒトでした。 さすがに工務店に何かあったときはまずいと思い 保証制度については調べていましたが、 担当者の「加入します」の一言を信じ 書面での確認すら怠っていました。(結局未加入でした) 上棟式を終えた直後ぐらいから 工事責任者や大工が1週間以上も来なく工事の進捗が遅れていました。 後から聞いた話では、工務店の経営危機が噂となっていたためでした。 さすがに不審に思い担当者へ確認の連絡を入れた直後に 冒頭の電話がかかってきました。 想像を絶するパニックの中、 破産管財人(普通ドラマでしか見たことのない弁護士)との話し合い、 債権者集会への参加、分配金の確定と進んでいきました。 お恥ずかしい話ですが、この時初めて債権者・債務者の意味を理解しました。 周りの方の多大なるご協力もあり、 何とか家は無事(?)完成することはできましたが、 多額の損害が発生する結果となりました。 人間不信に陥る中で、 当時さらに不安をあおっていたのが自分の知識不足でした。 幸い親しくしている親戚から弁護士を紹介していただきましたが、 法律の話になると言葉の意味すら全く理解できない、 破産管財人の弁護士との話し合いになるとさらにチンプンカンプンの状況でした。 弁護士と話をするだけで緊張するありさまで、 正しいものが何か判断できないまま周りに流されていくだけでした。 不測の事態になる前でも、 「工務店の選定・契約について」「ファイナンシャルプラン」など 第三者的な人に相談したいことがかなりありました。 近所に気軽に相談できる人がいたら良かった、 では自分がその存在になればよいと思ったのが開業のきっかけです。 前職のマーケティングリサーチの会社ではデータ加工部門の責任者として、 大手代理店・外資系コンサルティング会社などを担当しておりました。 作業の正確性・スピードはもちろんのこと クライアントがどのようなデータを欲しているのかをヒアリングし、 最少のやり取りで最大の成果物を納品することをモットーとしていました。 上記のスキルに加え、 行政書士としての書類作成に関する法律知識、 宅地建物取引士としての不動産の知識、 ファイナンシャルプランナーとしてのお金の知識 をこれからも深めていき、 家計相談、不動産の相談、遺言書作成相談、相続相談と 「気軽に相談できるライフアドバイザー」として 少しでもみなさまのお役に立てたら幸いです。
最終更新日:2022-07-07 11:08:40