剪定屋空 の創業ストーリー
造園業鋏一本からのスタート 現実の厳しさ
テーマ:人生の転機になったこと
三重県で造園業を営んでいる剪定屋空の飯島と申します。 昔から庭師の仕事に興味があり、仕事をしてみたいと考えた事もありましたが、職人の厳しい世界に耐えられるか不安で、一歩を踏み出さずに30代になってしまいました。 生まれは東京の大田区というところで、三重県に来た理由は、たまたま友人が三重県の四日市に住んでおり、遊びに来たことがきっかけで今では三重県に移住し2018年で5年目も迎えます。 三重県には1週間ぐらい滞在して地元に戻ろうかと考えていたところ、明日出発という前の日に、川で友人の子供達と遊んでいたところ、蛇に噛まれてしまい、まさか猛毒とは知らず何時間か放置をした結果、病院に行くとマムシ咬傷だと告げられ、最悪な事にアレルギー体質な為、血清も打てないということが判明して最悪死に至るか、右手が壊死して切断になると告げらました。 なんとか運が良かったのか、1ヶ月ぐらいは入院をしましたが無事退院することができましたが、家族や友人などに大変迷惑をかけてしまい、治療費などに資金を使ってしまった為手持ちはなく、団地のアポートを借りることができ工場などの仕事に就きました。三重県はとても自然豊かな所で、今まで近くに山や海などの環境がなかった為、この土地で暮らしていく為に何か手に職をつけたいと考えるようになり、今まで一歩踏み出せなかった造園で働けることになり、そこで、修行させていただき、独立という道を選びました。 独立して食っていけるわけがない。 何もわかってない。など散々言われての独立。何とかやってみせると意気込んだは良かったのですが、仕事など全くなく、ましてや身近に相談できる庭師さんなどおらず手探りの状態が一年近く続きました。 もちろ金銭的にも余裕がなく、刈り込み鋏という鋏一本だけでの独立、脚立やその他の道具などはなく、最初は申し訳ない話ですが、お客様のお家にあった壊れた脚立を購入させていただいたりして、徐々に道具などを揃えていきました。 2018年で4年目を迎えますが、毎日が勉強でまだまだ自分が知らない事がたくさんあり、日々勉強させていただいております。 お客様も徐々に増えていき、本当にありがたいことですが、これだけ人に必要とされたことは今までなかったと思います。 まずはきっちり土台を作り固めていき、自分の会社だけが良くなる仕組みではなく、三方よしの志を持ち、常に私達に何ができるか、これからも自問自答し行動していけるように、毎日お庭にお邪魔できたらと思います。
最終更新日:2018-10-07 17:58:02