株式会社TANOsimの創業ストーリー

事業所: 株式会社TANOsim

国内初3DCG特化型クラウドソーシングサービスをスタートアップするまで

テーマ:起業したきっかけ

株式会社TANOsim(タノシム)の代表取締役社長 兼 CEOの森本高廣と申します。 ”3DCGはクラウドで創る時代へ”をミッションとして現在3DCG特化型クラウドソーシングサービスを開発しております。映像/VFX分野では国内初になると思います。 2017年1月にスタートアップしたばかりです。 ■起業の経緯 私は11年間3DCG業界で最先端の技術を元に映画/ゲーム/音楽PV/デザイン/映像等の制作を行ってきました。2006年に株式会社アニマへ入社し、アートディレクターとして有名作品に多々携わらせて頂きました。 2011年から、中国の大連に社内ベンチャーとして3DCG制作合資会社アニマフォレイステクノロジーの立上げで1人で中国へ渡りました。 1からのスタートで言葉も何も分からない状態でしたが、2年後には社員数約50名まで増加し低価格かつ高品質なサービスを提供出来る状態になり、デジタルクリエイティブを言葉が通じない海外へアウトソーシングするシステム構築に成功しました。 2013年からは合資会社アニマフォレイステクノロジーの総経理(代表取締役社長)として経営戦略/事業戦略/グローバル戦略等の組織運営を務めてきました。 2016年に日本に本格帰国が決まった段階で、起業という道を選択しました。 ■3DCGとの出会い 元々子供の頃から目立ちたがり屋で、自分で決めた事は絶対に曲げたくない性格で独立心は強かったと思います。 中学2年生の時に自分の将来の夢を考えていた時、本で3DCGの存在を知りました。 そして映画「バックトゥーザヒューチャー2」を見た時にCGで出来たサメのフォログラムに驚き、今後3DCGで世界が変えられるかもしれないと感じました。何より格好良い!と思いました。 その後3DCGの勉強をし、一つの本を手にしました。「LightWaveで行こうぜ!」という3DCGの技術書です。 後に私が入社する株式会社アニマの創業者が執筆した本です。 本を読み、即連絡を取りました。「一緒に働かせて下さい!」。しかし答えは技術力が足りない為に”NO”でした。 その後どうしてもその人と一緒に働きたく、約1年間成果物を送り続けました。就職しないといけないという焦りと、家に引きこもって3DCGの制作をしていた時期はゴールの無い暗闇をひたすらもがいている様でした。 1年が経った頃、あまりのしつこさに情が湧いたのでしょうか、入社が決まりました。 やっと掴んだ3DCG業界での仕事は楽しくて仕方がありませんでした。福岡から東京に出てきた当日から部屋も決まっていないのに、3日連続徹夜です。 自分の夢がこれから始まると思い、寝ることを忘れる程3DCGに没頭しました。 それだけ働いていると順調に出世するのですが、クリエイティブな部分を追い求めていると壁にぶつかります。今の自分では、子供の頃に感じた3DCGで世界を変えられないと感じました。 自分に足りない部分をひたすら考えました。そこで出た答えが”経営”と”グローバル思考”です。 その後、すぐに会社を説得し日本を出て、中国で1から経営を勉強しました。 実際に海外に住まない限り、グローバルという概念を理解出来ないと思ったからです。 ■事業の独創性 中国には約5年住みました。丁度中国経済急成長の時期で、その間には5年とは思えない程の出来事があり、非常に多くの事を学びました。 同時に3DCGの可能性をひたすら考え、100案程のビジネスモデルを作りました。 私の特技、技術、学んだこと、生きてきた上で全てをぶつけられる物、私だから出来る事を洗い出しました。 その中で最終的に決定したのが”3DCG特化型クラウドソーシング”です。 このサービスは、私自身が日本と中国を行き来する中で、欲しい!と願っていたサービスです。 既に存在するクラウドソーシングサービスで3DCGのやり取りは行われていますが、一部で扱われているだけで価格競争と品質低下が起こり、私個人的には仕事で使えるレベルでは無いと判断していました。 3DCG特化型のクラウドソーシングサービスがあればどれだけ楽になるだろうと、思うようになりました。 3DCGのインターネットを利用したインフラを整える事が出来れば、多くのメリットが考えられます。 技術的な部分では3DCG制作の期間短縮と予算削減、3Dプリンタデータの遠隔作成、VR/ARのイメージ転送等。 社会的な部分では雇用創出、モノづくり活性化、地方活性化、個の力の向上等。 3DCG技術が世の中を変える事は不可能では無いと感じています。 ■事業の収益性、成長可能性 当社のビジネスモデルとしては、通常のクラウドソーシングサービスと大きく差はありません。 発注者と受注者の間でスムーズな進行を行い、その間での手数料を頂く形です。 しかし、3DCG/クラウドソーシングという両者の市場は今後大きく広がる市場です。 ネットでの発注作業を面倒だと感じるクライアント様向けに、弊社がプロジェクト単位で受注し、料金設定から進行管理、お客様の希望にあったクリエイターをマッチングさせ制作を進めるプランもございます。 また弊社では実名制を推薦しています。仕事をする上でネット上だからとIDで信用は得られません。 ランキング形式も採用し、実力があるクリエイターや真摯な対応で努力している方が上位に来るようなシステム構築です。 正社員だからと安定した将来が約束されていない今、いずれはフリークリエイターの増加を考えており、福利厚生サービスも考案中です。 自由な場所で働きたい時に働き、保険や税金等の面倒な処理は弊社で行える様になると、働き方の根本が変わると信じています。 3DCG業界は非常に狭く、若い業界です。変化を嫌う方も中にはいます。 しかし、デジタルで生きている上ではスピードが第一です。取り残されると生きていけません。 3DCGの将来を私たち技術を持った3DCG業界自身で成長させていくという気持ちを少しずつご理解頂ければと思っています。 ■競争優位性 3DCGをアウトソーシングするのは非常に困難です。 ①ディレクションにニュアンスや感覚が存在する。 これはどの業界でも存在する概念ですが、システム化されるほど成熟していないのです。発注する側が成熟していない為に、少しでも発注者の思惑とズレていると、「使えない」で終わってしまいます。 ②専用プラグインやソフトウェアの違い。 更に腕が無ければならないとなればアウトソース先が限定されます。 ③技術やスピードを持つクリエイターの減少 2011年頃から3DCGの主な顧客はスマホアプリとパチンコ映像でした。面白さや派手さ重視をされてきて、海外と比較するとハイクオリティな品質を提供出来るクリエイターが激減した。 ④業界で主となる収入源であったパチンコ業界の衰退。 この様な状況を踏まえ、まず他業界が参入してコントロール出来る分野ではありません。 そして当社の強みになりますが、3DCGに特化した技術/プロジェクト進行/営業/海外ビジネス/経営を全て経験してきた中でのノウハウ構築が存在します。 問題発見から改善迄のPDCAサイクルを超高速化する事が可能となり、時代の変化への臨機応変な対応を武器としています。 まだ2017年1月にスタートしたばかりのスタートアップですが、これから全てが始まります。 私たちのビジョン「創造から新たな価値を生み出し、関わる人に楽しみを伝える」を決して忘れず常に挑戦しつつ、関わる方全てに信頼頂ける会社へと成長していきたいです。 今後共一層ご理解、ご支援を賜りますよう宜しくお願い致します。 株式会社TANOsimホームページ http://www.tanosim.co.jp/

最終更新日:2017-03-20 12:53:57

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